【活動・取り組み】7/26〜28 佐渡島視察交流キャンプレポート
一般社団法人WELLEXでは様々な地域や分野の交流機会やイベント、説明会などを行っています。
今回は経営者限定の佐渡島視察交流キャンプを、新潟県の佐渡島で行いました。
その取り組みについてレポートします。
大自然、たっぷりの佐渡島。
周りが海に囲まれており、とても海産物も豊富です。
また新潟といえば米どころ。美味しいお米や美味しいお酒などの食文化も魅力的。
食料自給率も高く、金も採れていたことから黄金の国・ジパングのモデルの一つとも言われています。
佐渡へは年間移住者が500人ほどもあるほど、移住者が増えています。
それだけ多くの人が佐渡島の魅力に惹かれているのでしょう。
そんな佐渡島で地域の魅力や課題に触れる体験を2泊3日で行いました。
今回は私たち「一般社団法人WELLEX」と、街と人の活性化を手がける「一般社団法人地域活性化プロジェクト縁GIN」の2団体が合同で主催を行い、地元協力企業として佐渡島で建設業や介護事業など多くの事業を営む有限会社山本組の代表取締役の本間さんに協力いただき実現することが出来ました。
WELLEXでも会員である、本間さんと佐渡で野草茶などを作ったり子供教育を行う金子さんが今回は佐渡でのコーディネーターをしていただきました。
このような地域の外と内を繋げるコーディネーターが今後、どの地域活性でも重要な鍵を握る存在になります。
今回の目的
今回はただの旅行という訳ではありません。
今後の地方の課題は、地方の人だけで解決できません。
その中で鍵を握るキーワードが「関係人口」です。
「関係人口」とは、移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域と多様に関わる人々を指す言葉です。
総務省
今回、佐渡島で事業や生活をする方から、地域の魅力や課題を聞くだけではなく体験し、一緒に課題解決や地域活性化に取り組んでいく仲間を増やす機会を作ろうと思い企画しました。
その中で、日頃から社会や地域に対して事業を通して解決を行っている企業の経営者を集め、楽しみながら友達を作り、一緒に取り組んでいこうと思います。
地元の方々との交流
今回、一番の重きを置いたのは地元の経営者や、住む人たちとの交流です。
今までも様々な企業が、東京などから佐渡島の地域活性に来たようです。
しかし、住民の望むことと違ったり、補助金がなくなればすぐ撤収していったりなど。
本当の意味で、佐渡とその外の人が一緒に地域活性に取り組んだ事例が少ないとのこと。
今回はそんな話を、地元で獲れた新鮮な魚介類やお酒などをいただきながら、地元の人達とお話しする機会も作りました。
今年の大雪の影響で、大木が道を塞いでしまった滝への道ををみんなで再生しようというプロジェクトなど。その場でも様々なアイデアなどが生まれていました。
自然の中で想いや悩み、アイデアを共有したりすること次々に湧いてきました。
地元の子供達とのビーチクリーン&ラジオ体操
2日目の朝には佐渡島の中心で西部に位置する、真野地区の子供会など地元の皆様と一緒に約50名でラジオ体操やビーチクリーンを一緒に行いました。
佐渡島の子供達は普段から新しい人や物に触れる機会が少ないとのこと。
今回はラジオ体操やビーチクリーンを通して、普段関わらない人達との交流機会も作りました。
初めは少し挨拶しても目をそらせましたが、最後は一緒にゴミを拾ったり重たそうにしていると、一緒にゴミを持ってくれたりしました。
とてもみんな人懐っこく、最後は一緒にサッカーをするなど大人と子供の垣根なく交流しました。
子供の教育はとても重要だとも考えられていますが、なかなか島だけでは情報や実践する場が少ないとのこと。今後は交流だけでなく、子どもの教育に関わるような取り組みなども行っていければと思います。
全国、地元の経営者との交流会
今回、「佐渡島に行きましょう!」と言う声に賛同していただいた経営者が全国から集まっていただきました。総勢約40名の地元佐渡の経営者や、大阪を中心に東京や福岡や北海道、群馬や三重など全国から集結して交流機会を作りました。
事業のエリアや分野も様々ですが、地域を良くしたいや社会に貢献したいと考えられて、実践されている経営者が集まることで様々なイノベーションが生まれます。
ただの名刺交換で終わるだけでなく、その次に繋げていけるように積極的な情報交換や次に実際の打ち合わせの機会を予定してたり、事業を一緒にやりましょうなどというお話まで出ていました。
オンラインや商談の場だけでなく、まずは人間関係を作ることがビジネスでも重要になります。
そんな機会を佐渡島がキッカケに様々な取り組みやビジネスが生まれるきっかけになればと思います。
ワーケーション
ワーケーションという言葉が少し定着してきました。
Work(仕事)とVacation(休暇)を組み合わせた造語。テレワーク等を活用し、普段の職場や自宅とは異なる場所で仕事をしつつ、自分の時間も過ごすことです
ー国土交通省ー
私たち「一般社団法人WELLEX」と「一般社団法人地域活性化プロジェクト縁GIN」は日頃から連携して、地域活性に関連する様々な取り組みやイベントなどを行っています。
そんな中、皆がゆっくりと顔を合わせて話し合える機会はなかなかありません。
今回のように旅の中で、移動時間や食事や待ち時間を有効に使えるように様々な場面で打ち合わせもしました。(写真は行きのフェリーでの船内会議の様子です)
このような普段と違う場面や環境で、会議室だけでは出てこないアイデアや想いを共有することでとても生産性が上がります。
このようにただリモートワークだけでなく、生産性を高めるために集中したプロジェクト型、地域課題解決型など様々なワーケーションの形があります。
地域の魅力体験
そして、仕事要素だけでなく佐渡の魅力もたっぷり満喫しました。
個人的に感じた佐渡の自然の素晴らしさが圧巻でした。
海や空の青さ、山などの木々の緑の濃さ、神社仏閣などの歴史を感じる偉大さなど、都会では味わえない様々な体験が出来ました。
酒蔵や麹屋ではそれぞれの生産者のお話を聞けたり、サップやたらい舟などを体験する人が居たり、ゴルフ交流をしたりなど、自由行動の時間で参加者はそれぞれの体験をされていました。
まだまだ2泊3日では知り尽くせない佐渡の魅力。
私もまだまだ何度も来ないと佐渡島を知ることが出来ないと感じました。
ぜひ皆様も一緒に佐渡の魅力を体感するツアーを一緒に行ければと思います。
今後の展望
今回初めて佐渡キャンプ。
佐渡島の魅力に触れましたが、また課題にも触れることが出来ました。
楽しかったね、で終わるのではなくこの佐渡島に私たちが何で貢献できるのか。また佐渡の人達と一緒にどんな課題を解決出来るのか。
今回をきっかけにさらに一緒に考えて実行に移せればと思っています。
当日参加された方や、準備を協力していただいた方、地域の皆様の協力と理解の上行うことができたイベントです。皆様本当にありがとうございました。
これからはこのようなモデルを他の地域でも行っていきます。
2024年1月には大阪府泉佐野市で行政の方達とも一緒に行う予定です。
また詳細決まればアナウンス致します。
宜しくお願い致します!
一般社団法人WELLEX 代表理事
増田勇樹
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